【枚方】お墓までの石段・坂道で膝が——「下り」が本番です
お盆の墓参りで、駐車場からお墓までの石段や坂道——上りで息が切れ、下りで膝が笑う枚方市の方へ。石段は家の階段と別ものです。段が不揃いで、手すりがなく、荷物を持って、年に一度だけ歩く。膝は下りが本番である理由と、当日の段取りを臨床23年の柔道整復師が解説します。
🟢 この記事のやさしい結論(30秒でわかる)
- お墓までの石段は、家の階段と別ものです。段が不揃いで、手すりがなく、荷物を持って、年に一度だけ歩きます。
- 膝は**「下り」が本番**。下りは体重を受け止めながら膝を曲げていく動きだからです。
- つらいのは膝でも、足首と股関節の硬さの分を膝が引き受けていることがあります。
- 荷物は分けて何度かに・下りは急がない・かかとが固定される靴で。段取りで変わります。
- 腫れ・熱をもつ・水がたまる・引っかかるときは、医療機関へ。
お盆の墓参り。駐車場に車を停めて、見上げた先に石段が続いている。
上りは息が切れるだけだった。帰りの下りで、一段ごとに膝がズキッとくる——。
枚方市の大黒整骨院がこの記事でお伝えしたいのは、お墓までの石段や坂道は、家の階段とは別ものの負担であり、膝は「下り」が本番だということです。
お墓の石段は、なぜ膝にくるのですか?
段が不揃いで、手すりがなく、荷物を持って、年に一度だけ歩くからです。
家の階段や駅の階段と、お墓までの道を比べてみます。
- 段の高さも奥行きも、そろっていない。 古い石段は一段ごとに高さが違い、踏み面が狭かったり、傾いていたりします。一段ごとに探りながら足を置くことになります
- 手すりがない場所が多い。 つかまる先がないぶん、受け止めるのは脚の踏ん張りだけです
- 手がふさがっている。 水桶、供花、掃除道具。片手あるいは両手がふさがったまま段を下ります
- 年に一度しか歩かない。 家の階段は体が覚えていますが、お墓までの道は毎回が初見に近い状態です
一段ずつは小さな動きでも、探る・踏ん張る・ふさがるが最初から最後まで重なるのが、お墓の石段です。
お墓に着いてからの、しゃがんだままの掃除で腰にくる話はお盆の墓参りと腰の記事に書きました。この記事は、着くまでと帰りの道の話です。
膝は「下り」が本番——上りより負担が大きい理由
下りは、体重を受け止めながら膝を曲げていく動きだからです。
上りは、脚の力で体を押し上げる動きです。しんどいのは息のほうで、膝の痛みは出にくい。
下りは逆です。段を下りるたびに、片脚で体重を受け止めながら、膝をゆっくり曲げていく。膝まわりには、平地を歩くよりずっと大きな負担が集中します。「上りは平気だったのに、帰りの下りでズキッときた」という方が多いのは、このためです。
坂道の下りも、原理は同じです。一歩ごとにブレーキをかけながら下ることになります。
家や駅の階段でも下りがつらいという方は、階段の上り下りで膝が痛い記事をご覧ください。また、坂道や石段のあとで膝の内側の少し下・すねの上あたりの決まった一点が痛む場合は、鵞足炎の記事にまとめた別のタイプかもしれません。
つらいのは膝でも、原因は膝だけではありません
膝は、足首と股関節に挟まれた関節です。
石段の下りは、本来、足首と股関節が一緒に手伝って受け止める動きです。
足首の動きが硬ければ、その分を膝が深く曲がって補います。股関節が硬ければ、体重の逃がし方が減ります。両隣の手伝いが減っている人ほど、同じ石段でも膝が引き受ける分が増えるのです。
同じお墓に、同じ年代の家族で行って、膝にくる人とこない人がいる。その差は、段の数ではなく下地の差です。
※この見方は、院長の臨床経験に基づく当院の考え方(私見)です。科学的に証明された定説ではありません。
墓参りの日にできる、やらない努力
頑張って下りるのではなく、膝が引き受ける量を段取りで減らします。
- 荷物を、一度で運ばない。 水桶と供花と掃除道具を全部提げて石段を下りない。家族で分ける、往復を分ける。手がふさがったままの下りが、いちばん条件が悪い形です
- 下りは急がない。先に行かせる。 家族のペースに合わせて小走りで下りない。「先に行ってて」の一言で、自分のペースが守れます
- サンダルで行かない。 かかとが固定される靴を選んでください。足元が定まらないほど、踏ん張りの仕事が増えます
- 手すりや柵があるなら、使う。 遠慮する場面ではありません。片手がつかまるだけで、膝が受け止める分は減ります
- 夜、膝を強く揉まない。 筋肉の第一の仕事は支えることです。硬くなっているのは支えようと頑張っている状態で、揉んでゆるめるのは支えを削ることになります
常識 vs うちの考え
| 世間でよく言われる | うちの考え |
|---|---|
| 石段くらいで膝にくるのは年のせい | 年齢より条件。不揃いな段×手すりなし×荷物×年に一度、は家の階段と別もの |
| 膝にくるのは上りのしんどい坂 | 膝の本番は下り。体重を受け止めながら曲げる動きだから |
| 膝が痛いのは膝が悪いから | 足首と股関節の手伝い不足の分を、膝が引き受けていることがある |
| 痛くなったら揉んでほぐす | 揉んでも、引き受けた原因の側は変わらない。まず、やらない努力から |
※表の右列は、院長の臨床経験に基づく当院の考え方です。
こんなときは医療機関へ
膝が腫れている、熱をもっている、水がたまった感じがある、曲げ伸ばしで引っかかる・急に動かなくなる、力が抜けて崩れる、体重をかけられない、石段で転んだ・ひねった——こうしたときは、医療機関の受診を優先してください。
診断は医師の役割です。 そうでなければ、石段の下りで膝が引き受けた分の下地は、当院で見直せます。
大黒整骨院の施術——膝ではなく、その両隣から
大黒整骨院(関節ファシア整体)では、痛む場所だけを見るのではなく、足首から骨盤・背骨・首まで全身の決まったチェックポイントを順に確認し、動きを止めている本当の原因=関節のわずかなズレと、ファシア(筋膜)の硬結(「引っかかり」)を触診で見つけます。
膝の場合、動きを失っているのが足首や股関節の側で、膝はその分を引き受けて痛んでいる——ということがよくあります。痛む場所は、たいてい被害者のほうです。
そのうえで、だいこく式関節モビライゼーションで関節のわずかなズレを的確に整え、動きを妨げているファシアの硬結をリリースします。改善しにくい場合など、必要に応じて、実際に動いてもらいながら動作の中で引っかかりを特定し、追加で整えます。
関節を整えるときはほとんど痛みはありませんが、こわばったファシアの硬結をゆるめるときは痛みを伴うことがあります。強い力やボキボキする刺激は使いません(※変化の感じ方には個人差があります)。
来年も、あの石段を自分の足で上って、手を合わせたい。そのための膝です。
膝の痛みについては膝の痛みのページにまとめています。枚方市の当院へ、一度ご相談ください。
🟢 かんたんまとめ
- お墓までの石段は、不揃いな段×手すりなし×荷物×年に一度で、家の階段と別ものです。
- 膝は下りが本番。体重を受け止めながら曲げていく動きだからです。
- つらいのは膝でも、足首と股関節の手伝い不足の分を膝が引き受けていることがあります。
- 荷物は分ける・下りは急がない・かかとが固定される靴・手すりを使う。
- 腫れ・熱・水がたまる・引っかかる、転んだときは医療機関へ。
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「膝(ひざ)の原因を見極め、その場しのぎでなく根本から整えます。改善後は約半数の方がメンテナンスへ移行されています(※変化には個人差があります)」
院長/柔道整復師(国家資格) 大黒 充晴(臨床23年)
火・水・木・金・土 9:30〜12:30 / 13:30〜16:30(月曜・日曜・祝日休診)
〒573-0027 大阪府枚方市大垣内町2-16-12 サクセスビル6階
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