朝の一歩目のかかとの痛み、半年——反対側の足首まで痛くなった実例|枚方 大黒整骨院
朝の一歩目にかかとがズキッと痛む状態が半年。そこへ、反対側の足首まで歩くたびに痛み出した——実際の診察で院長がどう見立て、どんな計画を立てたかを実録でお伝えします。痛みが強い側と、根が深い側は別でした。個人が特定されないよう配慮のうえ、枚方市の大黒整骨院が書きます。
🟢 この記事のやさしい結論(30秒でわかる)
- 半年続く朝の一歩目のかかとの痛みで来院された患者さんが、その1週間前から反対側の足首も痛めていました。
- 院長の見立ては、「足首の痛みは、かかと側をかばい続けた二次的災害」。痛みが強いのは足首でも、根が深いのはかかと側でした。
- 足首は**「怪我」=固定と氷の手当て。かかと側は「機能低下」**=10ある筋力を10使えていない状態。左右で手当てが別です。
- 5kg減量しても痛みは変わりませんでした。体重の問題ではなかったのです。
- 治療は回数×期間の掛け算で、主役は期間。年単位でできた体は、すぐには変わりません。
朝、ベッドから降りる一歩目。
かかとから足裏にかけて、ズキッと痛む。
それが半年続いて、他院に3カ月通っても変わらない——そんな患者さんが、当院に来られました。
しかも初回の1週間前から、反対側の足首まで、歩くたびに痛むようになっていたのです。
この記事では、この日の診察で院長が実際にどう見立てたかを、実録の形でお伝えします。
※個人が特定されないよう、経過に関わらない情報は省略・一部変更しています。
症状——右のかかとは半年、左の足首は1週間
時系列を並べると、こうなります。
更年期世代の女性の患者さん。ネット検索で当院のブログにたどり着き、来院されました。
- 右のかかと〜足裏:半年前から。朝の一歩目がいちばん痛く、立つのに苦労する。しばらく歩くとごまかせる。ここ1カ月は日中もふとした瞬間に痛む。他院に3カ月通ったが変わらなかった。
- 左の外くるぶし付近:初回の1週間前、新しいサンダルを半日履いた日から痛み出し、以後歩くたびに痛い。
- 立ち仕事。急に動き出す場面が増えてから、足首の痛みが増した実感がある。
問診——「一番治したいものは、どれですか」
主訴が複数あるとき、院長はいつも「1個だけ」と聞きます。
この方の答えは、揺れました。
「ここが痛くなかったら、右のかかとだった。でも今は歩きたいから、左の足首」
そこで、痛みの強さを比べてもらいます。左を1とすると、朝の右かかとは5。
歩行を邪魔しているのは左。でも、痛みの強さも、抱えてきた時間も、右が圧倒的でした。
「今いちばん困っているもの」と「いちばん根が深いもの」は、しばしば別にあります。それを患者さんと共有するところから、計画が始まります。
見立て——足首の痛みは「二次的災害」でした
院長の見立ては、こうです。根が深いのは右。左は、右をかばった二次的災害。
右のかかと側が半年動いてくれていないから、左がかばい続けてきた。
歩くとき、本来は左右5対5で働くはずのところ、右が1しか働かなければ、左は9を背負います。
かばいきれなくなったところに、新しいサンダルの半日が重なって、左の足首を痛めた——そういう構図です。
この方は、捻ってすらいません。かばいの積み重ねで、組織が悲鳴を上げたのです。
だから優先順位ははっきりしています。痛みが強いのは左でも、メインは右。
右がちゃんと動くようにならない限り、左は「怪我の回復」と「かばい続ける負担」を同時に背負うことになります。
そしてもう一つ。**発症した半年前が、スタートではありません。**もっと前から、年単位で始まっています。
※これは院長の臨床経験に基づく見立て(私見)で、科学的に証明された定説ではありません。
「怪我」と「機能低下」——左右で、手当てが違います
この実例のいちばんの教材は、左右で扱いがまったく違うことです。
左の足首は「怪我」。
歩くたびに痛いということは、組織を痛めています。皮膚にできた傷から血が出ているのと同じことが、中で起きている。
だから扱いは捻挫=怪我の手当てで、骨折を治すのと同じ発想——正しい位置での固定と、氷でのアイシングです。どこか硬いところを緩めたら良くなる、という話ではありません。
(氷限定・完璧より続く適当——アイシングの詳しい考え方は新しい靴・サンダルで足首が痛い——怪我かもしれませんにまとめています)
右のかかと側は「機能低下」。
こちらは怪我ではありません。院長の言い方では、10割ある筋力を、10使えていない状態です。
筋力が足りないのではないから、筋トレは要りません。
実際この方は、他院で「痩せないと治らない」と言われて5kg減量しましたが、痛みは変わりませんでした。体重の問題ではなかったのです。
使えていない原因——体のズレ、動きの引っかかり——を解除して、10を10使えるようにする。それが施術の仕事です。
この切り分けを共有すると、計画が腑に落ちます。
「左は、ある意味ご自分でもできる手当て(固定と氷)。右は当院の仕事。右が動けば左の負担が減って、左は回復に向かいやすくなる」——同時並行の設計です。
治療計画——回数×期間。主役は「期間」です
治療は、回数と期間の掛け算。院長が重く見るのは、期間のほうです。
極端に言えば、同じ回数なら、1週間毎日詰めて通うより、間隔を置いて長く続くほうがいい。
年単位でできあがってきた体は、すぐには変わりません。時間という薬が要ります。
実際の設計としては、最初だけ週1回程度で通い、そこから徐々に間隔を空けていくのがいちばんスムーズです。
世間の常識 vs 当院の考え方
| 世間の常識 | 当院の考え方 |
|---|---|
| 痛みが強い場所から先に治療する | 強さと根深さは別。この実例では、痛みの強い足首が「結果」だった |
| かかとが痛い=かかとが悪い | 原因は、痛い場所ではなく、動いていない場所にあることが多い |
| 痩せれば良くなる(体重のせい) | 5kg減量しても変わらなかった。使えていないことが問題だった |
| 捻った覚えがないなら捻挫ではない | かばいの積み重ねでも組織は傷む。きっかけは最後の一押しにすぎない |
※これは当院の臨床経験にもとづく考え方(私見)です。
「なぜ片方だけ痛くなるのか」という考え方そのものは、片方だけ痛いのはなぜ?痛い側は「かばう側」かもで詳しくお伝えしています。この記事は、その見立てが実際の診察でどう動いたか、という実録です。
当院の施術——実際の診察で動いていた安全設計
当院の施術は関節ファシア整体です。揉まない・ボキボキしない・電気や温熱に頼らない方法で、足首から骨盤・背骨まで全身の決まったチェックポイントを順に確認し、関節のわずかなズレを整え、触診で見つけた硬結=「引っかかり」をファシア(筋膜)リリースで緩めます。
関節を整える施術に痛みはほとんどありませんが、硬結を緩める工程は痛みを伴うことが多いです。だからこの日も、施術に入る前に「痛すぎたら言ってくださいね」とお伝えしています。
施術のあとは実際に歩いてもらい、変化を確認してから帰っていただきました。効果の感じ方には個人差があります。
(この診察の記録は、治療家向けノート実録・朝の一歩目のかかと痛と、反対側の足首に、より詳しく書いています)
今日からできるのは「やらない努力」
やらないこと——痛いかかと・足裏を強く揉み込まない。ゴリゴリ押して確かめない。「痩せないと良くならない」と自分を追い込まない。歩くたびに痛む足首を、我慢して使い続けない(怪我の手当てが先です)。
体に無理をさせやすいのは、頑張り屋さんです。選べるところでは、頑張るより休むほうを選ぶ——それも手当ての一部だと当院は考えています。
先に医療機関へ——受診のサイン
次のサインがあるときは、様子を見ずに医療機関を受診してください。
- 強い腫れや変形がある
- 体重をかけられないほど痛い
- 何もしていなくてもうずくように痛む、夜間に痛みで目が覚める
- しびれが広がっていく、足に力が入らない
- 転倒などはっきりしたけがの後に痛みが強い
骨折などの確認(画像検査)と診断は、医療機関(整形外科)の役割です。
朝の一歩目のかかとの痛みに、心当たりはありませんか。かかとだけの問題にせず、全身から見立てます。枚方市の大黒整骨院へご相談ください。
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「院についての原因を見極め、その場しのぎでなく根本から整えます。改善後は約半数の方がメンテナンスへ移行されています(※変化には個人差があります)」
院長/柔道整復師(国家資格) 大黒 充晴(臨床23年)
火・水・木・金・土 9:30〜12:30 / 13:30〜16:30(月曜・日曜・祝日休診)
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