【枚方】走ると、すねの内側が痛い——シンスプリントと『歩き方』のお話
大黒整骨院(院長:大黒 充晴/柔道整復師・臨床23年)
ランニングを始めて少し慣れてきたころ。
走り出すと、すね(脛骨・けいこつ)の内側がズキッと痛む——枚方市の大黒整骨院でも、こうした「シンスプリント」のご相談をいただきます。
最初は走り終わると治まっていたのに、だんだん歩き始めや階段でもうずくようになってきた。
部活で急に走り込みが増えた学生さん、ウォーキングの距離を伸ばした方、立ち仕事で歩きすぎた方にも起こりやすいお悩みです。
でも、ここで一つ、当院の考え方を先にお伝えさせてください。
※はじめに大切なこと。すねの一点を押すと鋭く痛む・じっとしていてもうずく・夜も痛む・腫れが強いといったときは、疲労骨折の可能性があります。 その場合は、整骨院でのケアより先に、まず整形外科を受診してください。この記事は、走る・歩くで出る「すねの内側の張り・痛み(シンスプリント)」が落ち着いてきた方、これから繰り返したくない方へのお話です。
痛い場所=原因とは限りません
すねの内側が痛むと、つい「すねの骨や、そのまわりが悪い」と思ってしまいます。
でも当院の考えでは、痛むすねは“結果”であって、“原因”そのものではないことが多いのです。
すねの内側には、足首や足の指を動かす筋肉が、骨にそって付いています。
走る・歩くたびに、この筋肉と骨をつなぐ部分が、地面からの衝撃や蹴り出しの力を受け止めています。
足首が固い、足裏のアーチがうまく使えていない、ふくらはぎが張っている、歩き方や着地がかたよっている——こうした“土台”のかたよりがあると、本来は全身で受け流すはずの衝撃が、すねの内側の一点に集まってしまいます。
つまり、すねは「いちばん負担が集まってしまった場所」であって、引き金は足首・足裏・ふくらはぎ・歩き方という土台の側にあることが多い、という見立てです(→その痛み、原因は“その動作”じゃないかも)。
なぜ「繰り返す」のか
私たちは、この流れを「負のループ」で説明しています。
最初にすねが痛むと、痛みをかばって足首や足裏をうまく使わなくなる。
うまく使えない期間が続くと、足首やふくらはぎが固まり、衝撃を受け流す働きが眠ってしまう。
固まった足は、地面からの力を分散できず、また同じすねの一点に負担を集める。
そしてまたかばって固める——このループが、すねの痛みを繰り返させていきます。
痛むすねは、ループの“出口”にすぎないのです。
足裏の使い方が関わることも多く、足底腱膜炎——朝の一歩目・かかとが痛い方へや、足首のぐらつきが背景にある足首をよくひねる「捻挫ぐせ」の方へ、ふくらはぎの張りが気になる方は夜のふくらはぎのこむら返りもあわせてどうぞ。
世間の常識 vs うちの考え
シンスプリントに対して、よく勧められるケアがあります。
でも当院では、あえてすすめないものがあります。理由とあわせて表にしました。
| よく言われること | 当院があえてすすめない理由(私見) |
|---|---|
| 痛むすねを強く揉んでほぐす | 過敏になった所を強く刺激すると、かえって防御で固めることがある |
| 痛みをこらえて走り込みを続ける | 負担が積み重なり、長引いたり疲労骨折につながることがある |
| 痛いから、とにかく完全に休む | 安静のしすぎは足首・足裏の働きが眠り、再開時にまた痛みやすい |
| 痛みをこらえた強いストレッチ | 無理な伸ばしは、体が「危ない」と感じて防御で固まりやすい |
| すねの痛みだけを何とかしようとする | 引き金は足首・足裏・歩き方の側。痛む場所だけでは戻りにくい |
共通しているのは、「強く刺激する」か「固めて動かさない」かの両極だということ。
私たちは、その間の**「力を抜いて、ほどよく動く」**を大切にしています。
「安静にしすぎない」「揉む・固めるだけでは戻らない」という考え方は、歩きすぎでの腰や膝の痛みをあつかったウォーキングで腰や膝が痛くなる方へ、走る方の膝の話ランナー膝(腸脛靭帯炎)の原因とケアもご覧ください。
「やらない努力」と、だいこく式歩き
シンスプリントに対して、当院がお伝えするセルフケアは、とてもシンプルです。
まずは「やらない努力」から。
- 痛むすねを強く揉まない
- 痛みをこらえた走り込み・強いストレッチをしない
- サポーターやテーピングで固めっぱなしにしない(運動時の一時的な使用は別)
- 痛いからと、まったく動かさないで固めきってしまわない
そのうえで、当院が土台づくりとしておすすめしているのが——歩き方の見直しです。
ただし、モデルさんのような歩き方(大股・かかとから強く接地・地面を強く蹴る)は、当院の考えでは、すねへの衝撃が大きくなりやすく最適ではありません。
おすすめは、力を抜いて・ゆっくり・小股で、前の足でそっと踏む“だいこく式歩き”。
地面を強く蹴るのではなく、足裏全体でやわらかく踏むと、衝撃が足首・ふくらはぎ・太ももへと分散され、すねの一点に集まりにくくなります。
最初は平らで安全な道から。距離より「力が抜けているか」を大切にしてください。
あわせて、すね・ふくらはぎ・足首を冷やさないこと、すり減った靴や合わない靴を見直すこと、そして睡眠をとること。冷えと寝不足、合わない靴は、さきほどの「負のループ」の入り口になりやすいからです。
足の指のつけ根のかたよりが気になる方は、外反母趾——親指の付け根が痛い方へも土台づくりの参考になります。
治すのは、サポーターでも器具でもなく、あなた自身の自然治癒力。
歩き方・靴・冷え・睡眠——この生活習慣の見直しが、いちばんの土台になります(※感じ方には個人差があります)。
疲労骨折との見分け・こんなときは医療機関へ
私たち柔道整復師は医療機関ではありません。
シンスプリントと疲労骨折は見分けがむずかしく、最終的な診断はレントゲンなどができる医療機関で行います。
次のような場合は、整骨院でのケアより先に、整形外科など医療機関の受診を優先してください。
- すねの一点をピンポイントで押すと、鋭く痛む
- 走っていないとき・じっとしていてもうずく、夜も痛む
- すねが強く腫れている・熱っぽい
- 歩けないほど痛む、体重をかけられない
一つの目安として、すねの内側を広めにさわって張りや痛みが出るのがシンスプリント、一点で鋭く痛む・安静時もうずくときは疲労骨折を疑う、と当院では見ています。
迷うときは、自己判断で走り続けず、まず医療機関で確かめることが大切です。
当院は役割を分けながら、骨などに問題がないと確認できたあとの、繰り返すクセ・体の使い方のケアの部分を担います。
大黒整骨院の施術(だいこく式神経整体)
最後に、当院がどんな施術をするのかをお伝えします。
まず、揉みません。ボキボキしません。電気や温熱にも頼りません。
実際に立つ・歩く動きをしていただきながら、動きの中の「引っかかり」を手で探します。
見つけたら、必要な所だけ・必要なだけ、やさしく整えます。緩んだら、そこで止めます。
すねの痛みも、すねだけを見るのではなく、足首・足裏・ふくらはぎ・歩き方という土台から見直します。
強い刺激で固めるのではなく、力が抜けて、自分の治る力が働きやすい状態へ——それが当院の目指すところです(※変化の感じ方には個人差があります)。
枚方市で、走る・歩くと出るすねの内側の痛み(シンスプリント)にお困りでしたら、力を抜いて、一度ご相談ください。
監修:大黒整骨院 院長・大黒 充晴(柔道整復師/臨床23年)。当院は枚方市で、揉まない・ボキボキしない「だいこく式神経整体」を行っています。気になる症状や受診の目安については、お気軽にお問い合わせください(※本記事は一般的な情報で、診断・治療を保証するものではありません。症状には個人差があります)。
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「膝(ひざ)の原因を見極め、その場しのぎでなく根本から整えます。改善後は約半数の方がメンテナンスへ移行されています(※変化には個人差があります)」
院長/柔道整復師(国家資格) 大黒 充晴(臨床23年)
火・水・金・土 9:30〜12:00 / 13:30〜16:30(月曜・木曜・日曜・祝日休診)
〒573-0027 大阪府枚方市大垣内町2-16-12 サクセスビル6階
京阪「枚方市」駅 徒歩8分 / 京阪「宮之阪」駅 徒歩7分