手首の小指側が痛い——更年期に増える、ひねる動きの痛み|枚方 大黒整骨院

フライパンを返すとき、ドアノブを回すとき、手首の小指側にズキッ。親指側の腱鞘炎とは別の場所です。手首の小指側には、ひねる動きを支えるクッションがあります。なぜ更年期の時期に重なって出てくるのか、手首だけを見ない当院の考え方を、枚方の大黒整骨院がお伝えします。

大黒整骨院(院長:大黒 充晴/柔道整復師・臨床23年)

🟢 この記事のやさしい結論(30秒でわかる)

  • フライパンを返す、ドアノブを回す——手首をひねると小指側が痛む。これは、よく知られた親指側の腱鞘炎とは別の場所です。
  • 手首の小指側には、TFCC(三角線維軟骨複合体)というクッションと支えの組織があります。ひねる動きを受け止めている場所です。
  • 更年期は、関節や腱の症状が重なりやすい時期です。更年期の筋骨格症候群という名前がつき、70%以上が経験するとされています。
  • 当院の考えでは、痛い手首は「出口」。前腕・肘・肩、そして体の使い方のしわ寄せが、手首の小指側に集まっています。
  • 転んだあと・強い腫れ・引っかかってロックする・力が入らないときは、先に医療機関へ。診断は医師の役割です。

フライパンを返した瞬間、手首の小指側にズキッ。

ドアノブを回すときも、ペットボトルのふたを回すときも、同じところが痛む。

でも、腱鞘炎と言われる親指のあたりは、何ともない——。

枚方市の大黒整骨院でも、この「手首の小指側」のご相談は、40代後半から50代の女性から目立ちます。

先にお伝えします。ここは、腱鞘炎とは別の場所です。

この記事では、手首の小指側で何が起きているのか、なぜ更年期の時期に重なるのか、そして手首だけを見ない当院の考え方をお伝えします。

手首の小指側が痛いとき、どこが痛んでいるのですか?

手首の小指側には、TFCC(三角線維軟骨複合体=手首の小指側にあるクッションと支えの組織)があります。ひねる動きを受け止めている場所です。

手のひらを上に返す、下に返す。

この「ひねる」動きは、前腕の2本の骨(橈骨・尺骨)がすれ違うことで生まれます。

そのすれ違いのすぐ先、小指側の手首の中にあるのが、TFCCです。

軟骨と靭帯が集まった、小さなクッションのような組織だと考えてください。

ここは、手首の関節を安定させながら、ひねりの動きを許すという、相反する仕事を同時に引き受けています。

だから、ひねる動作をくり返す生活が続くと、負担が集まりやすいのです。

フライパン、ドアノブ、ふた、雑巾しぼり、ドライヤー。

家事は、ひねる動きの連続です。

なお、よく知られている手首の腱鞘炎(ドケルバン病)は親指側の症状で、痛む場所が違います。詳しくは手首の腱鞘炎・ドケルバン病——親指側が痛い方へをご覧ください。

また、「小指がしびれる」という症状は、また別の話になります(肘の内側〜小指がしびれる)。

この記事は、小指側の手首が「痛む」方に向けたものです。

なぜ更年期の時期に増えるのですか?

更年期は、腱や関節の症状が重なって出やすい時期だからです。

40代後半から50代にかけて、女性ホルモン(エストロゲン)は大きく減っていきます。

エストロゲンは、関節・腱・ファシア(筋膜=筋肉を包む膜)のコンディションに関わると言われています。

この時期の関節・筋肉・骨の不調には、近年「更年期の筋骨格症候群(musculoskeletal syndrome of menopause)」という呼び名がつきました。

更年期移行期の女性の70%以上が経験するとされています(Wright VJ ら, 2024, Climacteric 27巻5号 466-472)。

ばね指、親指の付け根の痛み、指の第一関節の変形、手首の腱鞘炎——そして、手首の小指側の痛み。

手まわりの症状が、順番に顔を出す方はめずらしくありません。

「私の手だけ、急にだめになった」のではなく、多くの人が通る時期に入った。

そう捉えると、少し景色が変わりませんか。

体のあちこちに痛みが増えてきた方は、更年期から増える体の痛み全体マップもご覧ください。

痛いのは手首。でも、原因は手首だけではありません

当院の考えでは、痛い手首は「出口」です。

手首は、腕の先端にあります。

先端は、いつも手前側のしわ寄せを受け取る立場です。

前腕がこわばって、2本の骨のすれ違いがスムーズでなくなれば、そのぶんの無理は先端の手首へ流れます。

肘や肩の動きが落ちて、腕全体を使えなくなれば、ひねる仕事の割合はさらに手首へ集中します。

つまり、痛い場所(手首の小指側)と、原因の場所(前腕・肘・肩・体の使い方)は、別のことが多いのです。

だから、痛い手首だけをサポーターで固めても、湿布を貼り続けても、しわ寄せの流れが残っていれば、また同じ場所に戻ってきます。

動いていない場所は、痛みを出しません。

痛みを出しているのは、動かない場所をカバーして頑張りすぎている側——それが当院の見方です。

※これは院長の臨床経験に基づく当院の考え方(私見)で、科学的に証明された定説ではありません。

世間の常識 vs 当院の考え方

よく言われること当院の考え方
手首が痛いのは、手首の使いすぎ使いすぎは引き金。原因は、手首に仕事を集めている前腕・肘・肩の側にある
痛いところをよく揉んでほぐす揉まない。手首は頑張りすぎている側。原因は別の場所を探す
手首の痛み=腱鞘炎親指側と小指側は別の場所。小指側にはTFCCという別の組織がある
年のせいだから仕方ない更年期という時期の要因は重なる。ただし「仕方ない」で止めない

※表の右列は、院長の臨床経験に基づく当院の考え方(私見)で、科学的に証明された定説ではありません。

今日からできる「やらない努力」

当院がお願いしたいのは、何かを足すことより、やめることです。

  • 痛い手首を強く揉まない・グリグリ押さない
  • 痛む方向へ、確かめるようにひねらない(「まだ痛いかな」の動作確認が、いちばん回数を稼ぎます)
  • 雑巾やタオルを、力いっぱいしぼらない
  • 重い鍋やフライパンを、片手で返そうとしない(両手を使う、道具を軽いものに替える)
  • 手をついて体を起こす・立ち上がるときに、手首へ体重をかけない
  • 痛みをこらえて手仕事をまとめてやらない(小分けにして、手を休ませながら)

痛む動きをくり返しながら治そうとするのは、引き金を引き続けるのと同じことです。

まず、引き金から指を離す。

それが「やらない努力」です。

ペットボトルのふたが開けにくくなってきた方は、ふたが開けられない——握力の衰えとは限りませんもどうぞ。

こんなときは医療機関へ

次のような場合は、整骨院でのケアより先に、医療機関(整形外科等)の受診を優先してください。

  • 転倒して手をついたあと、強く痛む
  • 手首が大きく腫れている、熱を持っている
  • 手首が引っかかる・ゴリッと音がしてロックする
  • 手や指のしびれが急に進む、力が入らない
  • 安静にしていても、ズキズキと痛みが続く

TFCCの状態を確かめる画像検査や診断は、医師(整形外科)の役割です。

当院は役割を分けながら、体のケアの部分を担います。

大黒整骨院の施術——手首だけを見ません

当院の関節ファシア整体は、痛む手首だけを見ません。

主訴が手首でも、足首から骨盤・背骨・首まで、全身の決まったチェックポイントを順に確認し、しわ寄せを手首に集めている関節の微小なズレと、ファシアの硬結(=動きを妨げる「引っかかり」)を探します。

見つけたら、だいこく式関節モビライゼーションで関節の1〜2mmのわずかなズレを的確に整え、ファシアリリースで引っかかりを緩めます。

強い力や、ボキボキ鳴らす刺激は使いません。

正直にお伝えすると、関節を整える工程に痛みはほとんどありませんが、ファシアの硬結を緩める工程は痛みを伴うことが多いです(※感じ方には個人差があります)。

前腕や肩の側にゆとりが戻ると、手首の小指側は、ひとりで抱えていた仕事を分け合えるようになります。

体が本来持つ回復力が働きやすい土台が整う——当院が目指しているのは、そこです(※変化には個人差があります)。

フライパンを返すたびに顔をしかめる毎日を、そのままにしないでください。

枚方市で手首の痛みにお悩みでしたら、当院にご相談ください。

🟢 かんたんまとめ

  • 手首の小指側の痛みは、よく知られた親指側の腱鞘炎とは別の場所です。
  • そこにはTFCCという、ひねる動きを受け止めるクッションと支えの組織があります。
  • 更年期は、手まわりの症状が重なりやすい時期です。多くの方が経験します。気のせいではありません。
  • 当院は、痛い手首を「出口」と見ています。原因は前腕・肘・肩など、別の場所にあることが多いのです。
  • 揉まない・痛む方向へ確かめない・片手で頑張らない——まず、やらない努力から。
  • 転んだあと・強い腫れ・ロック・力が入らないときは、先に医療機関へ。

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大黒整骨院 大黒 充晴

原因不明の不調の原因を見極め、その場しのぎでなく根本から整えます。改善後は約半数の方がメンテナンスへ移行されています(※変化には個人差があります)」
院長/柔道整復師(国家資格) 大黒 充晴臨床23年

火・水・木・金・土 9:30〜12:30 / 13:30〜16:30月曜・日曜・祝日休診)

〒573-0027 大阪府枚方市大垣内町2-16-12 サクセスビル6階

京阪「枚方市」駅 徒歩8分 / 京阪「宮之阪」駅 徒歩7分

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