物を持ち上げると肘の外側が痛い——更年期から増えるテニス肘|枚方 大黒整骨院
フライパンを持ち上げる、買い物袋を提げる、ペットボトルのふたを回す——その瞬間、肘の外側がズキッ。テニス肘(上腕骨外側上顆炎)のご相談は、40〜50代の女性から目立ちます。なぜ更年期の時期に重なって出てくるのか、肘だけを見ない当院の考え方を、枚方の大黒整骨院がお伝えします。
🟢 この記事のやさしい結論(30秒でわかる)
- フライパン・買い物袋・ペットボトルで肘の外側がズキッ——**テニス肘(上腕骨外側上顆炎)**は、テニスをしない人にも起こります。
- 更年期は、関節や腱の症状が重なりやすい時期です。更年期の筋骨格症候群という名前がつき、70%以上が経験するとされています。
- 当院の考えでは、痛い肘は「出口」。手首・前腕・肩の使い方のしわ寄せが、肘の付け根に集まっています。
- 今日からできるのはやらない努力——痛い肘を揉まない・痛みをこらえたストレッチをしない・重い物を片手で頑張らない。
- 腫れ・熱感・しびれ・力の入りにくさがあるときは、先に医療機関へ。診断は医師の役割です。
フライパンを持ち上げた瞬間、肘の外側にズキッ。
買い物袋を提げても、ペットボトルのふたを回しても、同じところが痛む。
テニスなんて、していないのに——。
枚方市の大黒整骨院でも、この「肘の外側の痛み」のご相談は、40代後半から50代の女性から目立ちます。
この記事では、なぜ更年期の時期に肘の外側の痛みが重なって出てくるのか、そして肘だけを見ない当院の考え方をお伝えします。
テニスをしないのに、なぜテニス肘になるのですか?
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の背景にあるのは、手首を使う動作のくり返しです。
肘の外側の骨の出っぱり(上腕骨外側上顆)は、手首や指を反らす筋肉たちの「付け根」です。
手首や指を使うたびに、前腕の筋肉はこの付け根を引っぱります。
料理、掃除、パソコン、スマホ、孫の抱っこ——毎日の生活は、手首を使う動作の連続です。
この引っぱりが積み重なると、いちばん負担のかかる付け根に、痛みとして出てきます。
名前はテニスでも、正体は生活の中の手仕事の積み重ね。
だから、ラケットを握ったことのない方にも起こるのです。
肘の外側・内側の痛みそのものの詳しい話は、テニス肘・ゴルフ肘——物を持つと肘の外側・内側が痛い方へにまとめています。
この記事では、「なぜ、この時期に」を掘り下げます。
なぜ更年期から増えるのですか?
更年期は、腱や関節の症状が重なって出やすい時期だからです。
40代後半から50代にかけて、女性ホルモン(エストロゲン)は大きく減っていきます。
エストロゲンは、関節・腱・ファシア(筋膜=筋肉を包む膜)のコンディションに関わると言われています。
この時期の関節・筋肉・骨の不調には、近年**「更年期の筋骨格症候群(musculoskeletal syndrome of menopause)」**という呼び名がつきました。
更年期移行期の女性の70%以上が経験するとされています(Wright VJ ら, 2024, Climacteric 27巻5号 466-472)。
ばね指、手首の腱鞘炎、指の関節の痛み——そして肘の付け根の痛み。
腱の「付け根」で起こる症状が、この時期に次々と顔を出す方は、めずらしくありません。
「私の肘だけ、急にだめになった」のではなく、多くの人が通る時期に入った——そう捉えると、少し景色が変わりませんか。
体のあちこちに痛みが増えてきた方は、更年期から増える体の痛み全体マップもご覧ください。
痛いのは肘。でも、原因は肘だけではありません
当院の考えでは、痛い肘は「出口」です。
肘の付け根は、手首・前腕の使い方のしわ寄せが集まる場所です。
さらに、肩や首が固まって腕全体の動きが悪くなると、そのぶんのしわ寄せも、前腕から肘へと流れ込みます。
つまり、痛い場所(肘)と、原因の場所(手首・前腕・肩・体の使い方)は別のことが多いのです。
だから、痛い肘だけを揉んでも、湿布を貼り続けても、しわ寄せの流れが残っていれば、また同じ場所に戻ってきます。
※これは院長の臨床経験に基づく当院の考え方(私見)で、科学的に証明された定説ではありません。
世間の常識 vs 当院の考え方
| よく言われること | 当院の考え方 |
|---|---|
| テニス肘は、テニスをする人の病気 | 名前はテニスでも、家事・パソコン・孫のお世話でも起こる |
| 年のせい・使いすぎだから仕方ない | 使いすぎに、更年期という時期の要因が重なっている。気のせいでも根性の問題でもない |
| 痛い肘を揉む・グリグリ押す | 揉まない。肘は頑張りすぎている側。原因は別の場所を探す |
| サポーターでしのぎ続ける | 一時的な助けにはなっても、下地は変わらない。頼りきりにしない |
※表の右列は、院長の臨床経験に基づく当院の考え方(私見)で、科学的に証明された定説ではありません。
今日からできる「やらない努力」
当院がお願いしたいのは、何かを足すことより、やめることです。
- 痛い肘を強く揉まない・グリグリ押さない
- 痛みをこらえたストレッチや筋トレをしない
- 重い鍋や買い物袋を、片手で頑張って持たない
- 同じ手仕事を一気にまとめてやらない(小分けにして、手を休ませながら)
- 冷やさない。睡眠を削らない
痛む動きをくり返しながら治そうとするのは、引き金を引き続けるのと同じことです。
まず、引き金から指を離す。
それが「やらない努力」です。
ペットボトルのふたが開けにくくなってきた方は、ふたが開けられない——握力の衰えとは限りませんもどうぞ。
こんなときは医療機関へ
次のような場合は、整骨院でのケアより先に、医療機関(整形外科等)の受診を優先してください。
- 肘が大きく腫れて、熱を持っている
- 肘が曲げ伸ばしできない、引っかかってロックする
- 手や指のしびれ・力の入りにくさがある
- 転倒・ぶつけたなど、明らかなケガのあとに強く痛む
- 安静にしていても、ズキズキと痛む
診断・画像検査は、医師(整形外科)の役割です。
当院は役割を分けながら、体のケアの部分を担います。
大黒整骨院の施術——肘だけを見ません
当院の関節ファシア整体は、痛む肘だけを見ません。
主訴が肘でも、足首から骨盤・背骨・首まで、全身の決まったチェックポイントを順に確認し、しわ寄せを肘に集めている関節の微小なズレと、ファシアの硬結(=動きを妨げる「引っかかり」)を探します。
見つけたら、だいこく式関節モビライゼーションで関節の1〜2mmのわずかなズレを的確に整え、ファシアリリースで引っかかりを緩めます。
強い力や、ボキボキ鳴らす刺激は使いません。
正直にお伝えすると、関節を整える工程に痛みはほとんどありませんが、ファシアの硬結を緩める工程は痛みを伴うことが多いです(※感じ方には個人差があります)。
しわ寄せの流れが整うと、肘の付け根は引っぱられ続ける仕事から解放され、体が本来持つ回復力が働きやすい土台が整います(※変化には個人差があります)。
フライパンを持つたびに顔をしかめる毎日を、そのままにしないでください。
枚方市で肘の外側の痛みにお悩みでしたら、当院にご相談ください。
🟢 かんたんまとめ
- テニス肘は、テニスをしない人にも起こります。正体は、手首を使う手仕事の積み重ねです。
- 更年期は、腱や関節の症状が重なりやすい時期です。多くの方が経験します。気のせいではありません。
- 当院は、痛い肘を「出口」と見ています。原因は手首・前腕・肩など、別の場所にあることが多いのです。
- 痛い肘を揉まない・痛みをこらえたストレッチをしない・重い物を片手で頑張らない——まず、やらない努力から。
- 腫れ・熱感・しびれ・力の入りにくさがあるときは、先に医療機関へ。
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「原因不明の不調の原因を見極め、その場しのぎでなく根本から整えます。改善後は約半数の方がメンテナンスへ移行されています(※変化には個人差があります)」
院長/柔道整復師(国家資格) 大黒 充晴(臨床23年)
火・水・木・金・土 9:30〜12:30 / 13:30〜16:30(月曜・日曜・祝日休診)
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