【枚方】帰省中の親の手伝いで腰が——数日だけの、慣れない介助
お盆の帰省で、親の起き上がりやお風呂を数日だけ手伝ったら腰が痛い——枚方市の方へ。慣れない家、道具のない環境、加減の分からない体。毎日の介護とは違う「数日だけ」の負担と、自分の体を後回しにしないための考え方を臨床23年の柔道整復師が解説します。
🟢 この記事のやさしい結論(30秒でわかる)
- 数日だけの手伝いでも腰にきます。慣れていないほど、腕と腰で持ち上げるからです。
- 実家は道具も手すりもない環境。ふだんの介護とは条件が違います。
- 相手の体の加減が分からないまま支えるので、力の入れどころが定まりません。
- 持ち上げ方より、持ち上げる回数を減らす。環境を少し変えるほうが確実です。
- 動けない痛み・脚へのしびれ・排尿の異常を伴うときは、医療機関へ。
久しぶりの実家。思っていたより、親の動きがゆっくりになっていた。
起き上がるとき、お風呂のとき、車の乗り降りのとき——気づけば手を貸している。三日目、自分の腰が悲鳴を上げる。
枚方市の大黒整骨院がこの記事でお伝えしたいのは、「数日だけ」の介助は、慣れていないぶん腰に集まりやすいということです。
数日なのに、なぜ腰にくるのですか?
慣れていない人ほど、腕と腰だけで持ち上げるからです。
介助に慣れた方は、相手の体の重心がどこにあるか、どのタイミングで力が要るか、どこを支えれば相手が自分で動けるかを、体で覚えています。
ふだん介助をしていないと、そこが分かりません。だから、
- とっさに腕の力だけで引き上げる
- 相手が次にどう動くか読めないので、ずっと力を入れ続ける
- 「痛くしたくない」と思うほどそーっと、長く支える
——という形になります。慣れた方が体全体でできることを、腰が肩代わりするわけです。
実家は、介助の道具がない場所です
ふだんの介護と、条件がまるで違います。
家族の介護を日常的にされている方の腰の話は、家族の介護で腰がつらい記事に書きました。あちらは、続くことが前提の話です。
帰省中の手伝いが違うのは、環境が整っていないことです。
- 手すりも介護ベッドもない。 布団から起き上がるのを、床の高さで手伝うことになります
- 家の造りが古い。 段差、敷居、狭い廊下、深い浴槽
- 道具の場所も、勝手も分からない。 自分の家ならある物が、ここにはありません
そして何より、急に始まって、数日で終わる。準備する時間がないまま、いきなり本番です。
腰の骨は、思っているほど前に曲がりません
床の高さでの介助は、本来、股関節と背中が手伝う動きです。
腰の骨(腰椎)が前に曲がれる範囲は、構造上それほど大きくありません。低い位置から人を支える動きは、股関節と背中の手伝いがあってはじめて成り立ちます。
その手伝いが減っている人ほど、同じ介助でも腰が引き受ける分が増えます。痛むのは腰でも、原因は腰だけではないのです。
※この見方は、院長の臨床経験に基づく当院の考え方(私見)です。科学的に証明された定説ではありません。
持ち上げ方より、持ち上げる回数を
環境を少し変えるほうが、確実に腰の仕事を減らします。
- 布団の位置を、壁ぎわへ。 手をつける場所ができるだけで、親が自分で起き上がれる場面が増えます。
- 椅子を一脚、そばに置く。 着替えも、靴下も、座ってできれば介助が要りません。
- 滑るスリッパをやめてもらう。 ふらつきが減れば、とっさに支える場面が減ります。
- 一人で抱えない。 きょうだいや配偶者がいるなら、必ず声をかけてください。二人で支えれば半分です。
- 床の物は、しゃがんで取る。 実家では物が床にあります。持ち上げ方の基本は床の物はしゃがんで取る記事に書いています。
- 夜、腰を強く揉まない。 筋肉の第一の仕事は支えることです。硬くなっているのは支えようと頑張っている状態で、揉んでゆるめるのは支えを削ることになります。
そして、いちばん大事なこと。あなたの体を、後回しにしないでください。
数日で終わるからと我慢して帰ってくると、腰の分だけが残ります。帰省の腰の負担は、運転や布団とも重なります(お盆の帰省と腰の記事)。
常識 vs うちの考え
| 世間でよく言われる | うちの考え |
|---|---|
| 数日手伝ったくらいで腰にくるのは体力不足 | 体力より慣れ。慣れないほど腕と腰で持ち上げ、力を入れ続けてしまう |
| 正しい介助の姿勢を覚えれば大丈夫 | 姿勢の前に環境。持ち上げる回数そのものを減らすほうが確実 |
| 親のことだから自分が我慢すればいい | 我慢した分は腰に残る。あなたが動けなくなると、来年、誰も帰れません |
| 帰省疲れだから、そのうち引く | 数日で引いていく痛みならよい。残るなら、下地の見直しどき |
※表の右列は、院長の臨床経験に基づく当院の考え方です。
こんなときは医療機関へ
腰の痛みに脚へ広がるしびれや力の入りにくさを伴う、排尿・排便の異常がある、動けないほどの激痛、じっとしていてもズキズキ痛む——こうしたときは、医療機関の受診を優先してください。
診断は医師の役割です。 また、支えた拍子に親御さんが転んだ・ぶつけたという場合は、ご本人の受診も早めに検討してください。そうでなければ、帰省中に腰が引き受けた分の下地は、当院で見直せます。
大黒整骨院の施術——肩代わりした腰の、元をたどります
大黒整骨院(関節ファシア整体)では、痛む場所だけを見るのではなく、足首から骨盤・背骨・首まで全身の決まったチェックポイントを順に確認し、動きを止めている本当の原因=関節のわずかなズレと、ファシア(筋膜)の硬結(「引っかかり」)を触診で見つけます。
そのうえで、だいこく式関節モビライゼーションで関節のわずかなズレを的確に整え、動きを妨げているファシアの硬結をリリースします。改善しにくい場合など、必要に応じて、実際に動いてもらいながら動作の中で引っかかりを特定し、追加で整えます。
関節を整えるときはほとんど痛みはありませんが、こわばったファシアの硬結をゆるめるときは痛みを伴うことがあります。強い力やボキボキする刺激は使いません(※変化の感じ方には個人差があります)。
親を支えられる体でいることは、これから何年も続く話です。あなたの腰を、いまのうちに整えておいてください。
腰痛の考え方の全体は枚方の腰痛ガイドにまとめています。枚方市の当院へ、一度ご相談ください。
🟢 かんたんまとめ
- 数日だけでも腰にきます。慣れていないほど、腕と腰だけで持ち上げるからです。
- 実家は手すりも道具もない環境。ふだんの介護とは条件が違います。
- 持ち上げ方より、持ち上げる回数を減らす。布団の位置・椅子・履き物から。
- **一人で抱えない。**そして、自分の体を後回しにしないでください。
- 動けない痛み・脚のしびれ・排尿の異常を伴うときは、医療機関へ。
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「腰痛の原因を見極め、その場しのぎでなく根本から整えます。改善後は約半数の方がメンテナンスへ移行されています(※変化には個人差があります)」
院長/柔道整復師(国家資格) 大黒 充晴(臨床23年)
火・水・木・金・土 9:30〜12:30 / 13:30〜16:30(月曜・日曜・祝日休診)
〒573-0027 大阪府枚方市大垣内町2-16-12 サクセスビル6階
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