【枚方】整形外科でもマッサージでも変わらない——戻り続ける本当の理由
大黒整骨院(院長:大黒 充晴/柔道整復師・臨床23年)
「異常はありません」と言われて、それでも痛い。
整形外科でレントゲンを撮り、「骨に異常はありません」と言われた。
痛み止めと湿布をもらって帰り、しばらく飲んだ。少し楽になった気もするが、やめると戻る。
マッサージや整体にも行ってみた。施術のあとは軽い。翌日もいい。でも3日もすれば、また元の場所が重くなる。
そして、こう思い始めます。「私の体は、もう治らないのかもしれない」。
先に、この記事の答えを書きます。
あなたの体が悪いのでも、行った場所が悪いのでもありません。触っている場所が、原因の場所ではないのです。
痛い場所は「犯人」ではなく「被害者」です。
当院がもっとも大事にしている考え方は、ひとつです。
症状の原因は、痛い場所ではなく「動いていないところ」にある。
これは言葉遊びではありません。理由があります。
動いていない場所は、痛みません。 仕事をしていないのだから、傷みようがない。
痛むのは、その動かない場所の代わりに働かされ、オーバーワークになった、正常な組織のほうです。
つまり、痛い場所は犯人ではなく、被害者です。
会社にたとえると、一瞬で分かります。
10人の部署があるとします。
そのうち3人が、まったく仕事をしなくなりました。理由はさまざまです。疲れ、寝不足、冷え、栄養、古傷、長年の使い方の癖。
仕事の量は減りません。残った7人が、3人分を肩代わりします。
やがて、いちばん責任感の強い1人が倒れます。
さて、ここで会社は何をするでしょうか。
倒れた人を休ませます。 マッサージも、湿布も、痛み止めも、この「倒れた人を休ませる」対応です。
倒れた人は、休めば回復します。だから、施術の直後は楽になる。
でも、職場に戻れば——仕事をしない3人は、まだ何もしていません。
また同じ人に、仕事が集中します。そして、また倒れる。
これが「どこへ行っても戻る」の正体だと、当院は考えています。
変えるべきは、倒れた人ではありません。動いていない3人に、もう一度働いてもらうことです。
では、その「動いていない3人」はどこにいるのか。
多くの場合、痛みを訴えている場所とは、別のところにいます。
- 腰が痛い方の、動いていない場所が股関節だったり
- 肩がこる方の、動いていない場所が胸のあたりの背骨だったり
- 膝が痛い方の、動いていない場所が足首だったり
だから、腰だけを、肩だけを、膝だけを診ていると、いつまでも見つかりません。
そして重要なのは、この「動いていない場所」は、本人にはまったく自覚がないということです。
痛くないのですから、当然です。
なぜ画像に写らないのか。
「そんな大事な場所なら、レントゲンやMRIに写るはずでは?」
もっともな疑問です。ここは正確にお伝えします。
画像検査は、**体が静止した一瞬の「かたち」**を写すものです。骨折、腫瘍、感染、明らかな神経の圧迫——見逃してはならない病気を見つけるために、きわめて優れた検査です。
一方、当院が探しているのは、**動きの中で起きる「引っかかり」**です。
関節の1〜2mm程度のわずかなズレと、その周りのファシア(筋膜)が硬く縮こまった状態。動かして初めて分かるものであり、静止した画像に写る種類のものではありません。
つまり、整形外科と当院は、対立しているのではなく、見ているものが違うのです。
「異常なし」と言われたことは、悪い知らせではありません。危険な病気が除外されたという、とても価値のある情報です。そのうえで、次の段階を探す番になった、ということです。
画像所見と痛みの関係については、腰痛の診療ガイドラインとMRIの記事でもくわしく触れています。
世間の常識 vs 当院の考え方。
| 世間の常識 | 当院の考え方 |
|---|---|
| 痛い場所に原因がある。だからそこを治療する | 痛い場所は代償で働きすぎた被害者。原因は動いていない別の場所にある(私見) |
| こって硬い場所を、しっかり揉んでほぐす | 硬いのは支えているから。強く揉まない。支えを奪えば、体は別の場所を固めて代わりに支える |
| 温めたり電気を当てたりすれば血流がよくなる | その場は楽になる。ただ「温めれば根治する」という根拠は乏しく、動きが戻らなければ戻ると考えています |
| ストレッチや筋トレで鍛えて治す | 痛みやしびれのある時期は筋力不足ではなく、筋肉が使えていない状態。鍛える戦いとは別物 |
| 良い姿勢を意識して、背筋を伸ばす | 猫背も巻き肩も、解剖学的にはもともと正常な形。固めると呼吸が浅くなり、かえって緊張します |
| 痛いときは安静にする | 動かない場所を、さらに動かさないことになります。痛みが強くならない範囲で歩くことをすすめます |
※これは当院の臨床経験にもとづく考え方(私見)です。医師から安静やリハビリの指示が出ている場合は、そちらを必ず優先してください。
「うちの施術が特別」なのではありません。
ここは、正直に書いておきたいところです。
当院が使う手技そのものは、経験のある治療家なら誰でも知っている、ごく普通のものです。魔法のような技はありません。
差が出るのは、当て方の精度だけです。
どこを・どの方向へ・どの速さで・何秒。
この4つの変数が合ったときに引っかかりは緩み、外れていれば何も起こらないか、かえって刺激になります。
当院の施術は関節ファシア整体です。揉まない・ボキボキしない・電気や温熱に頼らない方法で、まず関節の1〜2mmのわずかなズレをやさしく整え(だいこく式関節モビライゼーション)、次に動いてもらいながら見つけた引っかかりをファシアリリースで緩めます。
関節を整える施術に痛みはほとんどありません。一方、硬結(こりかたまった部分)を緩める工程は、痛みを伴うことが多いです。
硬結は半ば癒着した組織なので、動かさなければ変わりません。ここは正直にお伝えしています。「気持ちいい」と感じる方もいますが、そうでない方もいます。効果の感じ方には個人差があります。
当院の施術の考え方は、大黒整骨院の施術とは何かを説明したページにまとめています。
セルフケアは「やらない努力」から。
ここまで読まれた方は、もうお分かりだと思います。
頑張ってやることより、力を抜くことのほうが、はるかに大事です。
やらないこと——痛い場所を強く揉まない・押さない。痛い場所を伸ばすストレッチを繰り返さない。痛みしびれのある時期に鍛えない。良い姿勢を意識して固めない。座りっぱなしを「安静」だと思わない。サポーターやコルセットに頼りきらない。
そのうえで、当院がすすめるセルフケアはひとつだけです。歩くこと。
ただし、大股でかかとから着地して胸を張る「モデル歩き」ではありません。
だいこく式歩き——力を抜いて、ゆっくり、小股で、何も意識せず、散歩の感覚で。
歪みは日々自然に生まれます。人はもともと、歩くことでそれを補正する生き物だと当院は考えています。
あわせて、冷やさないことと眠ること。この3つが土台です。
先に医療機関へ——受診のサイン。
次のような場合は、施術より先に医療機関を優先してください。
- 転倒・事故など、けがのあとから強く痛む/体重をかけられない
- 安静にしていても、夜間や明け方に強く痛む
- 発熱をともなう/原因のない体重減少がある
- 足に力が入らない・つまずく・排尿がしにくいなどの変化がある
- しびれや麻痺が日ごとに広がっている
これらは、まず医師の診察が必要な領域です。
「もう、どこへ行けば」と思っている方へ。
いくつもの場所を回ってこられた方ほど、こう思われています。「私の体は特別に悪いのだろう」と。
そうではない、と当院は考えています。
行った場所が悪かったのでも、あなたの努力が足りなかったのでもありません。倒れた人だけを休ませていた——それだけのことです。
痛みの出ている場所ではなく、静かに動かなくなっている場所を探しにいく。当院がやっているのは、それだけです。
「レントゲンでは異常なし。でも痛い」——その段階の方こそ、ご相談ください。
はじめての方は、初回の流れをまとめたページもご覧ください。
この記事の考え方を、一冊にまとめました。
院長・大黒充晴の著書『痛い場所に、原因はない』(Kindle)では、この「痛い場所は被害者である」という見立てを、23年の臨床の中でどう確かめてきたかまで含めて書いています。
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「院についての原因を見極め、その場しのぎでなく根本から整えます。改善後は約半数の方がメンテナンスへ移行されています(※変化には個人差があります)」
院長/柔道整復師(国家資格) 大黒 充晴(臨床23年)
火・水・金・土 9:30〜12:00 / 13:30〜16:30、木曜 9:30〜12:00(月曜・日曜・祝日休診)
〒573-0027 大阪府枚方市大垣内町2-16-12 サクセスビル6階
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